志望校を子供自身で決めるメリットとは?

2018.02.27
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志望校は絶対に子供自身で決める!

 

 

「どこの高校に行きたい?」

「志望校は決まった?」

 

これから受験生になるお子さんは、こんな質問をたくさんされていると思います。

そのとき何と答えているでしょう?

 

「将来の夢とか無いし、やりたいことも特に無い」

「高校を選ぶ基準がよく分からない」

「いけるならどこの高校でもいい」

 

生徒たちに志望校の話を初めてすると、多くはこのような回答が返ってきます。

きっと共感できる部分があるのではないでしょうか。

それもそのはず。お子さんの多くは、生まれてはじめて受験生になるのです。

これまで経験したことは無いので、分からなくて当たり前です。

 

そこで、今回はお子さんの「志望校選び」についてのアドバイスです。

保護者の皆様も、お子さんの志望校選びの参考にしてください。

 

志望校は絶対に子供自身で決めましょう!

 

志望校を決められないと、何がいけないのでしょう。

 

まず一つは、「何かから逃げる癖」がついてしまうということです。

今回の場合は、志望校を決めることから逃げていますね。

決められないといっても、最後は自分の受験する高校をきめなければなりません。

春、夏、秋と決められずにずるずると延ばしてしまい、

最後の最後に冬になって受験する高校が決まるケースもまれではありません。

 

それも、周りの大人が焦って薦めてきた高校にしてしまうといったパターンが多いのです。

そうして入学した高校で、(あるいは滑り止めで受験して入学した高校で)嫌なことがあったとしましょう。

そのとき、その子はきっと嫌なことから逃げてしまうでしょう。

 

「この学校はそもそも自分の来たかった学校ではない」

「受験のときのように、何もしなければ周りの人が助けてくれる」

こんな考え方をしてしまっても、仕方の無いように思います。

なぜなら、逃げる癖がついてしまっているからです。

 

お子さまが自分で志望校をきめないデメリット

 

それは受験勉強の質に差が出る、つまり、合格率が下がるということです。

 

例えば、部屋が汚れてきたないというときに、

A:母親から「汚くなってきたから掃除しなさい」と言われてはじめる。

B:自分で「そろそろ掃除をするか」と思い立って始める。

 

どちらが部屋をきれいに出来ると思いますか。

 

 

ある研究機関の実験に次のようなものがあります。

 

一般の人たちを集めて、A・Bの二つのグループに分かれてもらう。

時計などの時間を計れるものが無い部屋で、ストップウォッチの針を

ちょうど10秒で止めるというゲームをする。ただし、Aグループのみ次の条件で行うようにします。

 

条件:10秒にいちばん近かった人には賞品を出す

 

二つの部屋で、それぞれのグループにゲームをしてもらったところ、

初めは両グループとも(特にAグループは)真剣にゲームに取り組んでいました。

ゲーム終了の合図をし、Aグループの優勝者には約束どおり賞品を渡しました。

 

その後、両グループともそのまま少し部屋に居てもらいます。

そうすると、面白いことがおこります。

 

あれほど真剣にに取り組んでいたAグループは、

終了とともにぱったりとゲームをやめ、その後始めることはありませんでした。

しかし、賞品などまったく無かったBグループの人たちは、

終了の合図があった後もゲームを続けてやっていました。

 

部屋をきれいに出来るか出来ないか。

ゲームに取り組み続けるか続けないか。

 

これら二つのことには共通して、モチベーションというものが関わっています。

人はモチベーションの高いときほど、行動の結果がよくなり、行為を楽しく感じます。

このモチベーションには2種類あります。

外発的動機と内発的動機の2つです。(少し難しい言葉ですね)

 

外発的動機とは、簡単に言えば、

「ご褒美がもらえるからがんばる」

「おこられたくない、恥をかきたくないからがんばる」

といった外側からの要因によって起きるやる気のことです。

 

内発的動機とは、その逆で、

「自分がやりたいからやる」

「自分の成長のためにやる」

といった内側からの要因によって起きるやる気のことです。

 

外発的動機から生まれるモチベーションは、短期的に強いやる気を起こしますが、

上の例からも分かるように持続力がありません。

 

逆に内発的動機から来るモチベーションは、報酬に頼らず、

外からプレッシャーがかからなくてもやる気が生まれてきます。

 

どちらがより受験勉強に必要なモチベーションかはわかりますね?

そして、このモチベーションを生み出すための高校選びはどちらか分かりますね?

自分できめた志望校か、人や流れに任せて決めた志望校か

 

少し長くなりましたので、まとめると

 

志望校を自分できめなければ

 

「人や環境のせいにして、嫌なことから逃げる癖がついてしまう」

「受験勉強に対する適切なモチベーションを生み出せない」

 

だからお子さまには絶対に自分の志望校は自分できめてほしいのです。

自分できめた目標に向けてがんばったという経験が、お子さまを成長させます。

一度きりの高校入試を、自分が成長する舞台にしてほしいと思います。

 

具体的な志望校の決め方

志望校は「しぼって」決めよう!

 

志望校を決めることの重要性がわかったところで、いよいよ志望校選びです。

 

志望校を決められない理由をおさらいしましょう。

 

「将来の夢とか無いし、やりたいことも特に無い」

「高校を選ぶ基準がよく分からない」

「いけるならどこの高校でもいい」

 

お子さまが将来なりたい自分や目標がはっきり分かっていれば、

志望校を決めるのは簡単です。

ですが、はっきり言ってそこから考えていっても志望校は決まりません。

学生以外のことをあまり経験したことの無いお子さんが、

無数にある職業の中から、やりたいことを一つ見つけることはとても難しいでしょう。

 

なので、現実的な選び方をお勧めします。

 

まず初めに、高校についての情報を集めましょう。

何も知らなければ決められるはずもありませんからね。

 

集める情報は

 

学校の場所(ネットで簡単検索!)

学科・教育内容(パンフレットやHPを見ると、ある程度は書いてありますよ)

評判(同級生や先輩、親や先生など身近な人に聞くのもありですね)

偏差値(難しければ学校や塾の先生に聞いてみよう)

 

などでよいでしょう。

調べていくうちに、なんとなくいいなと思った学校をリストにしていきます。

 

リストを作ったら、次は保護者の方とお子さんでリストの高校について話し合いましょう。

いくら「自分できめる」といっても、勝手に一人で決めてしまってはいけませんね。

お互いに話し合って、意見を出し合い、親子でリストの高校をしぼっていきましょう。

ここまでの作業を、(できれば3年生になる前までにやっておいてほしいですが)

3年生の夏休みが始まる前までには終えられるようにしましょう。

なぜなら、多くの高校は7月ごろからオープンスクールを実施し始めるからです。

 

次は、いよいよ高校見学です。少し面倒でも、必ず全ての高校を見に行くべきです。

やはり情報だけでなく、実際に見てみないと分からないことはたくさんあります。

 

オープンスクール、体育祭や文化祭などの高校を訪れやすいイベントを利用してもいいですし、

日程が合わなければ土日の部活動の様子だけを見に行ってもいいです。

 

高校に行って見るべきポイントは、その学校の雰囲気です。

 

通っている生徒や先生はどんな様子か。

校舎やグランドなどの設備はどうか。

 

はっきりした感想ではなくてもいいので、よかったか、よくなかったかをメモしておきましょう。

よくなかった学校はリストからはずしていきましょう。

 

ここでは、はっきりと一つの志望校にしなくても良いと思います。

志望校の最終決定をするのは、11~12月ごろという中学校がほとんどです。

リストを第一志望校グループとして、選択肢を残しておいたほうがよいでしょう。

 

そして、最終的な決定の指針となるのは

 

内申点

模擬試験や過去問の結果(学力)

 

の二つです。

この二つが合否を決めるので、とても大切です。

ここで、具体的にどの程度の内申点や学力が必要なのかといったことは、

正しい知識を持った信頼できる人に相談するとよいでしょう。

しかし、何度も言いますが、最後までお子さんの志望校はお子さんできめるようにしましょう。

 

受験の始まりは志望校選びから!

お子さんの目標とする高校をいち早く見つけ、ライバルたちを追い越していきましょう。

 

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